メジャーなウェブサーバ【Apache HTTP Server】を使って、自分のパソコンやサーバでウェブサイトを立ち上げる記事です。
LinuxのCentOS7で作ります。
これまでに以下の 2 つの記事で進めてきました。イチから始めるには順番に読んでください。
さて、では始めましょう。
Webサーバって何?
そもそもWebサーバがわからない人のために、簡単に解説。
Webサーバは、ホームページをはじめとするWebサービスを提供するために必要なアプリです。
簡単にいうと、アプリを入れて、所定の場所にファイルを置けば、ホームページが公開される仕組み、と思ってください。
有名なウェブサーバは、Apache HTTP Serverや、Nginxなどがあります。
早速インストールしよう
それでは、早速はじめましょう。
まずは、管理者である「root」に切り替えましょう。
以下のコマンドを打って下さい。
「su」は、Switch Userということです。
パスワードを求められますので、CentOS7をインストールするときに入力した、rootのパスワードを入れてください。
以下のコマンドを打ってください。
yumは、CentOS7でアプリを管理するための便利コマンドです。
installは、インストールする、という意味、
httpdは、「Apache HTTP Webserver」のことです。
インストールして問題ないか、確認してくるので、「y」を入れてください。
※何回か聞いてくることもあります。都度、「y」を入力してください。
「Complete!」って出ればインストール完了です。
ちゃんとhttpdが動くか確認しよう
さて、動作確認です。
以下のコマンドを打ってください。
このコマンドの意味は、以下の通り。
・curl … ホームページ参照のためのリクエストを投げる(HTTPリクエストを投げる)
・http://localhost/ …「localhost」は自分自身を表します。
自分のApache HTTP Server(= httpd)がきちんとリクエストをかせるか、というテストです。
結果は、「ガガーン!!」 Connection refused。
接続が拒否されました。
なぜなら、httpdが上がってないからです。
以下のコマンドを打って、httpdを起動しましょう。
これで起動しました。また、以下のコマンドも実行してください。
これ以降、サーバを再起動や電源停止した後に、自動でhttpdが起動します。
さて、あらためてcurlコマンドを打つと、
今度は、何やら文字でたくさん結果が返ってきました。
これでサーバは起動しています。
次回へ続く!
ただ、これでは全然ホームページじゃないですね。
次回、Virtualboxの仮想サーバのhttpdにアクセスして、ホームページを、chromeやFirefoxなどのウェブブラウザから参照する方法を解説したいと思います。