最近流行りの開発環境、IntelliJ IDEAを使って、JavaのJarファイルを作ったり実行したりする方法を解説します。
IntelliJ IDEAは、JavaやScalaでの開発に便利な開発環境
IntelliJ IDEAは、JavaやScalaが書ける統合開発環境(IDE)です。
ライブラリインポート、jar出力などの基本機能に加え、かっこいいデザイン、充実したコード補完機能を備えたイケてるIDEです。
個人的には、Eclipseよりもいい感じ。(触ったの数年前だけど)
以下のリンクからダウンロードできます。
Ultimate版(有償版)とCommunity版(無料版)があります。
はじめは無料版でお試しですね。
Jarを作る方法
前置きはこれくらいで、本題のIntelliJ IDEAでJarを作る方法ですが、カンタン!
左上の「File」から、「Project Structure」を開いてください。
さらに、下の画面のように「Artifacts」⇒「JAR」⇒「From modules with dependencies」を選んでください。
下のMain Classには、プロジェクトのMainメソッドが入っているクラスを選んで下さい。終わったらOKを押してください。
(参考)今回は、下のようなMainメソッドでHello Worldを出力するだけの単純プログラムをJarにします。
public class HelloWorld { public static void main(String[] args){ System.out.println("Hello World!"); } }
そうすると、プロジェクトの画面に戻ってくるので、「Build」⇒ 「Build Artifacts」を選択します。
下のような小さい画面が出てくるので、「Build」を押しましょう。
しばらくすると、Jarが完成します。(画面の下の方にステータスが出ます)
ちなみに、jarが出来る場所は、先程開いた
「Artifacts」⇒「JAR」⇒「From modules with dependencies」
の中のOutput Directory に書いてあります。(クリックで拡大)
では、フォルダに移動して実行してみましょう。
jarファイルの実行方法
ここからはIntelliJ関係なく、Java全般の手順です。
jarファイルの実行は、以下のコマンドです。
java -jar JARファイルの名前
あと、他にもこんな書き方もあります。
java -cp "JARファイルの名前" メインのクラス名
実行すると以下のようになります。
こちらの記載の場合は、IntelliJ IDEAのソースルート(青いフォルダ)からのパスで書かないとクラスを呼び出せないので注意してください。
例: aaaパッケージの下のbbbクラスの場合は、
java -cp "JARファイルの名前" aaa.bbb
になります。(過去にこれでハマった事があります・・・)
ということで、今日もTipsでした。