まめぞうの技術メモ

IT関連で勉強したことをメモします

Apache HTTP Server(httpd)のポート番号を変更する方法

Apache HTTP Server(httpd)で、デフォルトのポート番号は80番ですが、簡単に変更することができます。

ApacheHTTPServer

LinuxのCentOS7で変更する方法を書きますね。

設定ファイル(httpd.conf)を開きます

まずは設定ファイルを編集しましょう。

編集するには、rootユーザー もしくは、 sudo で以下のコマンドを打って下さい。

vi /etc/httpd/conf/httpd.conf

これでApache(httpd)の設定ファイルが開きます。

42行目くらいに、「Listen 80」と書いてあります。

Listen80

念のため、viの使い方、「Listen 80」の見つけ方も補足しますね。

viでは、「:」(コロン)を押すと色んな操作が実行できます。

  • :set number」…行数表示
  • :/Listen 80」…「Listen 80」と書いてある行を検索

これが、80番ポートでApacheを起動するぞ、という意味ですので、ここを編集しましょう。

80の部分を、変更したいポート番号に書き換えてください。

viでの編集方法ですが、「i」を押すと、編集モードに移行します。

後は、普通に、backspaceとキー操作で編集してください。

ここでは、ためしに、「8080」に書き換えます。

vi を使って httpd.conf のポート番号を 8080 に変更

編集が終わったら保存しましょう。

「:」(コロン)を押した後、「wq」で保存・終了します。

wがwrite(=保存)で、qがquit(=終了)を表します。

これで設定ファイルの編集は完了です。

補足メモ : Listenポートは複数設定できます

Listenポートは、

Listen 80
Listen 8080

のように複数行書けば、全部のポートで Listen します。

httpdサービスを再起動しよう

さて、設定を読み込ませるために、httpdを再起動しましょう。

コマンドはこちら。(CentOS7ではこのコマンドです)

systemctl restart httpd.service

「.service」の部分は省略可能です。

こんなふうに、何もエラーがでなければOKです。

httpd起動結果

ファイヤーウォールの設定を変更しよう

ここからはオプションです。

ファイヤーウォールの設定が必要な人のみ対象です。

自サーバが対象か否かは、以下で確認してください。

systemctl status firewalld

ファイヤーウォールが有効になっている人は、以下のように、「active」とか書かれた文言が出てきます。その場合は、設定が必要です。

ファイヤーウォールが有効の場合は設定要

以下のコマンドを実行してください。

firewall-cmd --add-port=8080/tcp --zone=public --permanent

以下のように、「success」と出れば成功です。

successと出れば成功

firewallの設定をリロードしましょう。

firewall-cmd --reload

設定が有効になったか、確認してみます。 以下のように、8080が表示されれば成功です。

firewall-cmd --list-ports --zone=public

下の画面のように、「8080/tcp」が出てくれば成功です。

これで成功

稼働確認

それでは、稼働確認をしてみましょう。

自分のホームページのURL:8080 でアクセスできるか確認します。

今回は、ローカルホストでやってみましょう。

http://localhost:8080/

以下の画面のように、何かしらページが表示されれば成功です。

この画面では、Apacheのデフォルトの「Testing 123..」を表示しています。

Testing123

まとめ:いくつかの手順でポート設定ができます

このように、いくつかの手順でポートの変更ができます。 僕もこのページを見ながら何度も試しました。

慣れてくれば、それなりにサクッと設定できるようになるはずです。

お試し下さい。